2019年06月16日
なかゆくい(^。^)y-~ ~島つながり無理やり編~後(深島)編 其の壱
正午頃、蒲江港を出発してくる第2便に乗り、深島に向かいますやはり屋形島から乗ったのは私1人でした

第2便も満席です
ここで私は何か違和感を感じました
第1便はみんな釣竿を持った男性が多かったのですが、この第2便は家族連れや女性が多く、それぞれスマホを見せ合いながら、「きゃー、かわいいー」とか騒いでいます
なんだこの客層は?
と不思議な違和感を感じましたが、その疑問は島到着直後に払拭されます
その前に深島の基礎知識を!

右下の赤い点が深島です
屋形島より8キロほど沖合いにあり、大分県最南端に位置します
島はこんな感じ

周囲4キロほどの小さな島で、2つの島が真ん中辺りの砂州でつながった感じです
その砂州あたりにしか人は住んでいません
国定公園になっており、珊瑚の北限とされ、スキューバダイビングや釣りのメッカと言われています
さて、フェリーは屋形島を出てまもなく揺れだしました
もう外海なのです
しばらくして深島港が見えて来ました
綺麗な海です

下船の準備をして港の堤防を見ると、たくさんの人々の後になんか小さな物体がたくさん
なんだ、あれは?
下船後すぐにその正体が判明しました

猫です

他の下船客はすぐさま騒ぎながら写真を撮ったりキャットフードをやったりしています

これでこの第2便に乗った時の疑問が解決しました
そうです、この島は
猫の島
だったのです

そんな浮かれた乗客を尻目にさっさと島案内板へ
これです
けっこう道もたくさん描かれてますが、まともな道は港から中央の広場くらいまでであろうことは、屋形島での経験から容易に推測できます
とりあえず深島食堂で昼食を予約していたので直行しました
その道すがら、フェリーからの荷物を三輪自転車で運んでいたおばさんと会話しました
「この島も岩合さんが来てから有名になってねぇ」とおばさん
岩合さんと言えば、「世界ネコ歩き」で有名な岩合光昭さん
初めてBSのテレビ欄で見かけた時は「そんなふざけた番組が成立するのか」と笑ったものでしたが、この深島の盛況ぶりを見るにつけ、あらためてテレビの力とネコ好きの多さに感心したものでした
「ネコも絶滅しちゃって、残念だったねぇ、あんた」とおばさん
えっ?
絶滅という言葉を使ったのと私もネコ好きと勘違いされたのが少しショックでしたが、気を取り直して「あれ?さっき港にたくさんいましたよ」という私に「あー、あんなもんじゃなかったんだよ」とおばさん
よくよく聞いてみると百匹以上いたネコが、最近病気で絶滅してしまったとおばさん
いやいや、絶滅って、と突っ込みたくなるのをグッとこらえておばさんの御高説に耳を傾けたのでした
要は原因はよくわからないということでしたが
最近のこの島の噂を聞いて、こっそりネコを捨てていく人もいると聞きました
外界の病原菌に免疫のない島ネコはひとたまりもなかったのかもしれません
人間でさえ、東南アジアやアマゾンの未開部族が文明人と接触したことにより病気が蔓延し絶滅したという話を聞いたことがあります
またネズミも増えすぎると集団自滅をすると聞いたことがあります
この島のネコもキャパを越えて増え過ぎたのかも知れません
後日この島の無計画な頭数コントロールを批判する記事をたくさん見ました
原因はいまだ闇の中です
ただ被害者は罪のない無数のネコたちです
全盛期はこんなにいたらしい

おばさんの話で暗くなりながらも、別にネコ好きでもないし、お腹もすいたので深島食堂へ
島唯一のお店「深島食堂」
すぐにこんな素敵な展望デッキへ案内されました
んで、1500円で予約した料理がこれ
ん~
天気良し、景色良し、料理良し!☺️
しばらくのんびりと潮風に吹かれながら幸せなひと時を過ごしました
やはり想定以上に長くなり過ぎまして、今宵はここらで終わりとさせて頂きとう存じまする
Posted by 三線男 at 00:31│Comments(0)