2019年06月22日
なかゆくい(^。^)y-~ ~島つながり無理やり編~後(深島)編 其の弐
深島食堂でひとしきりくつろいだ私は散策を開始しましたよく写ってませんが、港と反対側のビーチでシーカヤックを漕いでいます
この島はマリンスポーツも盛んなのです
このマリンスポーツクラブも先程の深島食堂の経営者が経営しています
一家総出の多角経営みたいです
頑張って欲しいですね
まずは小学校跡地へ
鬱蒼とした森を抜けた山の上にありました
2階建てのけっこう立派な校舎でグランドもそこそこ広く、草も綺麗に刈られています
が、校舎もグランドも使用している感はありません
校舎をぐるりと一周してみましたが、中は廃墟と化しています
ある教室の黒板に「ありがとう深島分校」と書かれていたのは涙を誘いました
この場所はそこで時が止まってしまったようです
この島は昭和の初期には200人くらい人が住んでいたそうです
この学校にもたくさんの子供の声が響き渡っていたのでしょう
現在では島の人口は18人
なんとか後世につないでいって欲しいものです
再び中央の砂州広場に戻って来て反対側の島へ
離島特有の庭も道も混在とした家並みが続いています
そこへ突如ヤギ登場

やはり放し飼いのようで、自由気ままに崖を登って行きました
続いてニワトリ登場!
写真はニワトリ小屋ですが、入り口が開いていて、自由に外を出回っています
なんと放し飼いです
田舎でニワトリの放し飼いは珍しくありませんが、ネコは襲わないのでしょうね
不思議な共存が成立している島です
そこら辺りから登山道に入り、灯台を目指しました
と、簡単に書きましたが、島内地図がいい加減というか、脇道もあぜ道も庭も混在としているので、民家に迷い込んだり、畑に突き当たったり、山で行き止まったりしながらやっと灯台への道を見つけたって感じです
島、恐るべし!
灯台への道はかなり長く感じましたが、緩やかで整備もされておりハイキング気分で楽しめました
これがその灯台
灯台から島内を望む
灯台から宮崎県側を望む
実はこの灯台崖の上に建っていて、すぐ裏は絶壁です
しばらく休憩の後、引き返しました
途中水のない川の横をしばらく歩きましたが、所々小さなため池が作られています
このような島では水はもちろん貴重で、昔は生活水として利用されたのでしょう
別ルートから港を経由し、三たび中央の砂州でできた広場に戻って来ました
この島で平坦な場所はここだけです
神様好きな私はもちろんお参りしました
なんとも南方風の竜宮って感じの神社です
深島大明神とありますが、大明神とは神様に対する尊称なのでなんという神が祀られているのか不明でした
漁村なので宗像系か住吉系か綿津見系と思われますが、島民に聞いてみてもただ「海の神」だと
紀州の山中に調査に行った時、祠の中にただ「山の神」とだけ書かれていたのを思い出しました
そうです
民にとっては神に名など必要ないのです
ただ山の神、海の神で十分なのです
イスラム教のモーセのくだりだったでしょうか(違ってたらすいません)
神に名を尋ねたら「私の名は、私は私である」と答えたというお話
名前は他と区別するためにつけられるもの
唯一絶対である神に名など必要ないのです
とまぁ、いつものように話がそれましたが、この鳥居、不思議にデフォルメされて可愛らしい感じです
近寄ってよく見てもわかりませんが、叩いてみて判明しました
FRP製です
さすが漁村です(?)
合理的ちゃあ合理的です
この祠の横には稲荷も祀られていました
この島がネコの島になってしまったのは、この神が犬嫌いで、この島では犬を飼ってはならぬと言い伝えがあるからだそうです
なんか後から取って付けたようなお話です
確かに犬は一匹も見かけませんでしたが
そもそも稲荷は狐の神様ではありません
狐はただの眷属です
神社から見た風景
鳥居の横に写っている建物は深島名物(らしい)深島味噌製造所です

やはり深島食堂の一家が経営し、この島の老人に仕事を提供する貴重な産業らしいです
道の駅にも出荷しているそうで、頑張って欲しいですね
さんざん歩いて喉も渇いたので再び深島食堂へ
アイスコーヒーをまたあの海を望むデッキで飲みました
以前の私ならそんなことしませんでした
飲み物も昼食もコンビニで買って持ち込み、ゴミだけ捨てて帰って行ったことでしょう
ある離島旅好き女子のブログを読んで考えが変わりました
「その島でお金を使うのは、その島の未来を願うこと
その素晴らしい環境を守ってくれている人達に感謝の意を表明し、投資することである」
のようなことが書かれていました
今後もなるべく実践したいと思います
そんなこんなで帰りのフェリーの時間が近づき港へ
来たときに比べ、お見送りは寂しいもんです
ネコもげんきんです
夕刻、フェリーえばーぐりーんに乗り込み、一路蒲江港へ
行きでは気がつきませんでしたが、フェリーの運転席の横に手作りの毬がいくつかぶら下がっていました
屋形島のあのおばあさんが運転手にあげたものなんでしょうね
そういえばお守りって言ってたな
なんかホッコリしたいい気分になりました
これで大分県内有人離島巡り、完全制覇まであと一島、無垢島を残すのみとなりました
Posted by 三線男 at
01:40
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